雑 

ポニー

我が家の愛犬はポニーと言います。
男の子です。
彼がうちに来たのは私が小学五年生の九月頃でした。

彼は生まれが四月で、生まれてから約半年買い手がいないまま、渋谷の西武で売られてました。
私は九月の頭に飼っていたシマリスのテールちゃんを亡くしていました。(動物にこの表現が正しいかの是非は別として)
父と一緒に渋谷へ車で行きました。

うちの子はそれはそれはめんこい子でした。
ちょっとお馬鹿ですが、本当に器量が良くて、我が家の誇りでした。
お肉が大好きなのに、私からは絶対にもらえないというのがわかっていて(基本的に食卓のものをやったりしませんでした)
食卓のお肉を貰うときは必ず父のところへ行きました。
私が遅く帰って一人で食事をするときでも、私のところへ「ちょうだい」をしにこないくらい、私からは貰えないと判っている子でした。

ポメラニアンのくせに足は太くて、まるで柴犬の子ッコみたいな子でした。
風邪をひいても自分で治しちゃうくらい、自然治癒力のある室内犬で、それでも八歳くらいからはごほごほと咳をしていました。
今年の初め、急に寒くなった一月のある日、ポニーは一度彼岸を見たようです。
母が散歩に出たときに、急に白目をむいたそうです。

それでも、お医者様へ行って、点滴とお注射でこの暑い夏を乗り越えました。
四月を越えた頃から、みるみる元気になってぬいぐるみで遊ぶようにもなりました。

今年は本当に暑い夏でした。
じりじりと射る太陽はコンクリートを熱しました。
その暑い夏を超えた九月の十五日の週、急に寒くなりましたね。
うちの子の調子がおかしくなってきました。
エサ、と言っても顔を背けます。
「おちゃんちゃん(お散歩のこと)行こうか」と言って連れて行っても、ぴくりとも歩を進めようとはしません。
具合が悪いと思って抱き上げて帰ってくると、そのまま私の膝の上から動こうとしません。

 

待宵の夜の今日、2002年9月20日。
彼が息を引き取りました。

>>>雑記へモドル

>>>ポニーの写真へモドル